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ディンプルアートとは

平成17年に自動車リサイクル法が施行され、使用済み自動車から出る部品を回収してリサイクルが自動車メーカーに義務づけられました。

フロントガラスはサンドイッチ構造になっており、ガラスとガラスの間にPVBという樹脂(ポリビニルプチラール)があります。そのため、衝撃が加えられてもガラスの飛散を防ぐなどの効果がありますが、リサイクルする為には解体すると樹脂にガラスが付着し再利用が出来ず産業廃棄物として処分されていました。

そこで栃木県の宇都宮大学工学部の木村教授がフロントガラスのリサイクルに向けた研究を進め、ガラスの樹脂をエタノールに入れてかき混ぜることで分離することに成功しました。分離した樹脂を溶液に着色しガラスに塗ったところ、透明性があり凸凹が出る特長がありそれを絵具に商品化し現在に至っております。

2008年9月18日
日本経済新聞
研究最前線北関東

2008年12月9日
朝日新聞
ディンプルアート人気

2009年12月5日
河北新報
多趣多様

ディンプルアートカラーの意味

ディンプルは英語でさざ波という意味があり。色が乾くと湖面のさざ波のような模様が浮かび上がることで名づけられました。

湖面のさざ波

ゴルフボールの表面

絵具を使った表面に鮮明に
出現したティンプル模様

他の絵具との違い

1.筆を使わずにつけ塗り

2.ガラス、プラ板などに描ける

3.アルコール系で乾きが早い(約30分)

4.乾くと自然に凸凹が現れる

5.色鮮やかで混色自由

6.クリアで無限に透明感が表現できる

7.つや、光沢にすぐれている

8.シール状にはがせ、修正も簡単

9.耐熱性、耐水性、耐候性が良好

10.水で固まり、後片付けが簡単

ディンプルカラーの描き方

下絵の上に透明な画板を置き、
ふちどり用水性ブラックでなぞる

ふちどりした図柄が乾いたら、
こんもりと絵具でうめる

自然乾燥(約30分)で完成